デジカメはズームすると綺麗に写らないので改善方法を例示します

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デジカメってズームすると綺麗に写らないと思いませんか?ズームしなかったら綺麗に写るのにズームした途端画質にノイズが出るというか汚い画像になってしまいますよね。

ズームはとても便利なものですが、ズームの性質を知らないでズーム機能を使うと失敗写真が量産されてしまいます。

今回は初心者さんに向けた、ズームレンズの性質と、画質がなるべく悪くならずに撮影する方法を書いていきます。


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ズームはすればするほど画質が落ちる2つの理由

デジカメのズーム機能を使う場合は、ズームレンズの性質を知っておく必要があります。これを知らずに使っても綺麗な写真は撮れません。これはカメラという機械の構造的な問題です。では具体的に説明していきます。

理由その1 ズームするとレンズのF値が変わるため画質落ちる

デジカメには必ずレンズというものが付いており、これは一眼レフであろうと、普通のコンパクトデジカメだろうと、写ルンですだろうと同じです。

レンズは光をカメラ内部に送り込む役割を持っているのですが、レンズが通せる光の量は限界があります。この通せる光の量を表すものが「F値」と呼ばれるものです。(※厳密には少し違うのですが、わかりやすいように噛み砕いてます。)

このF値は、低ければ低いほど画質が良くなるのですが、仕様上ズームするとF値が上がってしまうのです。F値が上がると、写真として撮影するために必要な光の量が不足するため、無理やり光を集めるために、増感(ISO感度を上げること)を行います。

増感されたセンサーは、必要な光を確保することが出来る代わりに、本来写す必要のないノイズも一緒に拾ってしまいます。これが、ズームすると画質が悪くなる大きな理由の一つです。

理由その2 ズームすると手振れと被写体ブレが発生し、画質が悪くなる

もう一つの問題として、手振れと被写体ブレの問題があります。

手振れは写真にとって良くないことであることは、誰もが知っていることと思いますが、手振れが発生する大原因は、シャッタースピードが遅いということにあります。同じ理由で「被写体ブレ」というカメラ側ではなく、被写体の動きが速い時に発生するブレもあります。

シャッタースピードが遅いと、シャッターが開いている時間にカメラが少しでも動けば、その動いた分がブレとして記録されてしまいます。これが手振れというものです。手ブレ補正機能というものもありますが、補正できる範囲には限界があります。

被写体ブレについても同じで、撮りたいものに動きがあると、シャッターが開いている時間に動いた分、ブレが起きます。これを被写体ブレといいます。

整理すると、自分自身のカメラを持っている手が震えてブレることを手振れ、撮りたい被写体が動いている場合(人や動物、乗り物など)に被写体の動きについていけずにブレることを被写体ブレといいます。

これらはズームすることでF値が大きくなり、結果としてシャッタースピードが下がったりISO感度が上がることで画質が悪くなるものです。

ズームしても画質が悪くならないようにする3つの改善方法

近寄って撮る

改善方法は何点かあって、最も簡単なのが、ズームせずに自分の足で被写体に近寄るということです。

ズームする理由が、おうちゃくしたいからという理由であれば、カメラ自体を被写体に近づけ、F値が上がらないようにしましょう。ズームしないと画質が悪くならないということは既にご存知だと思いますので、だったらズームレンズを使わず足を使おう!ってことです。当たり前のことですが、もし足を使って近づけないようなシーンならこの方法は使えません。

マニュアルモードで、ISO感度を固定して撮る

殆どの人は、撮影時オートモードを使っていると思います。オートモードは説明書などを読まずとも簡単に撮影できる便利な機能です。

しかし、ズームすることによってF値が上がり、それによるシャッタースピードを補うためにISO感度が上がる(=画質が悪くなる)というカメラの基本的な仕組みがオートモードで撮影する以上は避けられないので、それであれば、強制的にISO感度が上がらないようにしてしまおうということです。

ただし、この方法が使えるのは、動きのない物などが被写体の場合に限られます。ISO感度を強制的に上がらないようにするということは、つまりシャッタースピードが遅くなるということです。

シャッタースピードが遅くなるとどうなるのかは先ほど書いたとおりで、ブレが発生します。動かない物の場合は被写体ブレは関係ありませんが、手振れは確実に出やすくなるため、カメラを三脚に固定するか、どこかカメラ自体を置ける場所にカメラを置くなど手ブレする要素を断たなければなりません。

フラッシュを使う

フラッシュは、足りない光の量を強制的に増やすことで、ズームによって上昇するF値と連動するISO感度のアップを抑え、画質の悪化を抑えます。

この方法は、被写体との距離が数m以内の場合に限り有効な方法で、これ以上離れると、フラッシュの光が被写体まで届かないため、意味を成しません。そして、フラッシュの光は被写体を白飛びさせやすくなってしまうため、画像にノイズはのらなくても、フラッシュ特有の白っぽい写真になってしまいますので注意が必要です。

まとめ

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今回ズーム時の画質の悪化を避ける方法を何点か紹介しましたが、いずれにしても、ズームして画質が悪くなるような撮影環境(夜間の室内など)は、そもそもカメラにとっては非常に厳しいものだということを覚えておいたほうがいいと思います。これはコンパクトデジカメであろうと、一眼レフであろうと同じです。

特に動きのある子どもなどの被写体は、屋外では簡単に撮影出来ても、蛍光灯下での撮影は相当高性能なカメラを持ってしても、かなり難易度の高い撮影環境と言えます。手ブレと被写体ブレの両方を抑えこまなければなりませんからね。

一番簡単な方法は、一眼レフに外付けのストロボをつけて撮影するのが、最も簡単に高画質で撮影できる方法ですが、カメラを買い替え等せずに画質を改善したい場合は、今回挙げた方法以外は基本的にはありません。

また、どういう被写体を撮りたいのか、主にどのような場所で撮影するのか、などによっても撮影方法や必要機材は変わってきますので、綺麗に写真を撮れなくて困っている方は、直接コメント欄からご相談下さい。其のほうが適切なアドバイスができますので。

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この記事の著者

ruby

ruby会社員

子どもの誕生と同時にカメラに目覚め、これまでに4万枚以上の写真を20機種以上のカメラで撮影してきました。

プロではないですが、だからこそ伝えることが出来るものもあると思い、記事を書いています。

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