フルサイズ・APS-C・マイクロフォーサーズ画質論争に終止符を。

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某巨大掲示板や2ちゃんねる、その他いろんなところで、デジカメのformatの論議が交わされていますね。

この記事で言うデジカメのフォーマット(format)とは、センサーフォーマット、つまりセンサーサイズのことです。

私自身もこれまで1/2.33インチのコンデジの中でも廉価機に搭載されている最も小さいフォーマットから、現在使用している6Dの通称フルサイズフォーマットまでであればすべてのセンサーサイズを経験してきました。

※【追記】H27.1 6Dは売却し、fujifilmX-E2に乗り換えました。

今回の記事は、これまでの自身の経験から、フォーマットに対する私の考えを書いていきたいと思います。


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画質はフルサイズが最強。これはどうしようもない事実。

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若干サブタイトルとしてはあおり気味ですが、センサーサイズと画質の良さは、基本的には比例すると考えていいと思います。

中版以上のフォーマットは私自身使ったことがないので、ここでは書けませんが、少なくとも中版を除けばフルサイズ機が画質的には最も優れています。マニアックな理由はここでは割愛しますが、これは紛れもない事実です。

特に高感度ノイズについては、物撮りの場合、APS-C機よりもISO感度ベースで4倍はノイズ耐性があると考えてよいでしょう。物撮りよりもノイズにシビアなポートレート撮影でのAPS-C機での限界感度は、私はISO1600だと思っているのですが、フルサイズであれば更に2倍、つまりISO12800まで感度を上げてようやくAPS-Cと同等のノイズ感になると感じています。

もっともAPS-Cでも富士のXTranceセンサー搭載機であれば、フルサイズと同等か、約半段落ちる程度であり、私がフルサイズから富士のXマウントに乗り換えた最大の理由もまさにこれが決め手でした。

 

フルサイズ「並み」=高画質の指標

「フルサイズ並み」このフレーズ、最近良く聞きませんか?

Olympusのマイクロフォーサーズ機、OM-D E-M5が登場する際に、Olympusは「フルサイズ並みの画質」がマイクロフォーサーズで撮れるということを謳い文句にしていました。

これは、フルサイズ機がカメラの世界では高性能カメラの比較基準として用いられることが多く、フルサイズと比較してどうかと表現することで、そのカメラの性能の高さを誇示することができると考えたからでしょう。

このことから、各カメラメーカーはフラッグシップ機などをリリースする際、売り出したいカメラのキャッチフレーズとして、「フルサイズ並み」と表現し、フルサイズと比べることができるほど高性能なのだ!ということをアピールします。

ミラーレスのような小さいカメラの販売キャッチコピーをこのように書いておけば、あまりカメラに詳しくないユーザーは、「なんだかよくわからないけど、小さいのにフルサイズ並みの画質なんだ!すごい!」ってなるだろうっていう寸法です。

APS-Cやマイクロフォーサーズとフルサイズって本当に見分けがつく?

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先ほどフルサイズが最強と書いたばかりですが、実際撮れる写真が本当に見分けがつくのか?と言われると100%の精度で当てれるほどの眼を持っている人はおそらくいないでしょう。私も当然無理です。

私がフルサイズの恩恵を最も感じるのは、人物撮影時です。私の場合、主に子どもの撮影ですが、フルサイズで撮った写真と、APS−C以下のフォーマットで撮った写真にはそれなりの違い(特に階調性)を感じます。

そして、逆に違いがわからないのは、特に風景の撮影をする時です。風景を1インチフォーマットであるRX100で撮った写真と、フルサイズのEOS6Dで撮った写真を比べても、正直当てれる確立はかなり低いですね。

このように、画質の違いがわからないのであれば「マイクロフォーサーズはフルサイズ並み」とも言えますし、「フルサイズはマイクロフォーサーズ並み」とも言えるわけです。

センサーサイズの違いは用途の違い

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何度も言いますが、フルサイズ機の画質はAPS-Cやマイクロフォーサーズよりも、原理的に確実に上回ります。少なくとも、人物撮影において、その違いは、よりはっきり出ると私は考えています。

私も基本的には画質を重視する人間です。でもAPS-Cのα6000や、さらに大幅にセンサーが小さいRX100M3も所持しています。(※RX100M3は先月処分しました)

画質的に劣るこの2機種を所持している理由は、「画質が劣ってでもこれらのカメラでしか撮れないシチュエーションがあるから」です。

様々なシチュエーション毎に対応するカメラの選び方は、また違う機会にお話したいと思っていますが、少なくとも、ここ一発での人物撮影には必ずフルサイズ機を使用します。

【H27.3.16追記】

現在は6Dの代わりに富士フィルムのX-E2に乗り換えました。

フォーマットの違いによる画質議論は最初から意味がなかった

フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズ。

この3者の画質議論は、今までも、そしてこれからもずっと繰り広げられると思います。

繰り返しますが、機械的には画質の良さは、formatの大きさに比例します。これは物理的な原理です。ひっくり返すことは不可能です。(※SIGMAのfoveonや、富士のX-Transなどの特殊センサーを除く)

中には、小さなformatで素晴らしい写真を撮られる方もいます。でもその方は、素晴らしい写真(カメラ)の腕を持っているか、Lightroomなどの画像編集ソフトで画像の後処理を行うことにより、画像を最適化していると考えます。つまり、使い手のレベル(腕)が高いということです。

でも、それは2次的要素であり、フォーマット自体の性能議論とは別の話です。

例えるなら・・・

「初心者のフルサイズ画質」=「プロのマイクロフォーサーズ画質」

このように例えるとわかりやすいでしょうか。

初心者がプロと同じマイクロフォーサーズ機で撮影すれば当然プロに劣ります。でもその初心者がフルサイズを使えば、プロのマイクロフォーサーズ機くらいの写真は撮れるようになるかもしれません。

物理的にはマイクロフォーサーズで撮った画像データは結局どこまでいってもマイクロフォーサーズ画質です。同じようにAPS-C機で撮った画像データは、どこまでいってもAPS-C画質です。

フォーマット(センサー)だけを見れば、最初から勝負は決まっているということです。

そこに撮影者のレベルを掛け算し、総合画質になります。

まとめ

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フルサイズだのAPS-Cだのマイクロフォーサーズだの、この手の論争は、ここまで書いた理由から使い手のレベル次第で、ある程度はどうにでもなります。

ただひとつ変わらない事実は、撮り手のレベルに差がなければ確実にフォーマットが大きいカメラが画質に優れるということです。

これはなぜプロカメラマンは圧倒的にフルサイズカメラを使う比率が高いのかということを考えると、自ずと答えが見えてくると思います。取り回しの悪いフルサイズフォーマットの大きなカメラとレンズを使うのは、そこに画質の絶対的な優位性があるからです。

もし本当にマイクロフォーサーズがフルサイズ並みなら、プロカメラマンもマイクロフォーサーズを使う人がもう少し多くてもいいでしょう。でも実際はほとんどがフルサイズカメラを使用しています。(※他のフォーマットはレンズラインナップが揃っていないという理由も大きいとは思いますが。)

小さなフォーマットには、そこにしかない優位性(取り回し)があり、大きなフォーマットにも、同じくそこにしかない優位性(画質)があります。

そこを理解すれば、フォーマットの選び方というのは自ずと決まってくるため、画質の善し悪しの論争にはならないと私は思います。

各フォーマットの特性を勉強するなら、このようなムック本で勉強してみるといいですね。価格も手頃なので。

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この記事の著者

ruby

ruby会社員

子どもの誕生と同時にカメラに目覚め、これまでに4万枚以上の写真を20機種以上のカメラで撮影してきました。

プロではないですが、だからこそ伝えることが出来るものもあると思い、記事を書いています。

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